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本作は『UDCast』方式によるバリアフリー音声ガイド、バリアフリー日本語字幕に対応しています。


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〔UDcast〕の詳細は下記URLからご覧ください。

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「アメリカの戦争に加担するなんて許せない!」

アメリカの戦争に
加担するなんて許せない!

 


怒った市民が戦車を止めた。
天下の米軍を相手にした戦いの行き着く先は?
そのとき政府はどう動いた?
そして50年経って社会はどう変わった?


いったい、日本は誰のもの!?

横浜市史資料室 広報課写真資料

怒った市民が戦車を止めた。
天下の米軍を相手にした戦いの行き着く先は?
そのとき政府はどう動いた?
そして50年経って社会はどう変わった?



いったい、日本は
誰のもの!?





今までほとんど語られてこなかった
"闘争"の真実を探る、衝撃のドキュメンタリー


今までほとんど語られてこなかった
"闘争"の真実を探る、
衝撃のドキュメンタリー


ベトナム戦争終盤を迎えていた1972年、アメリカ軍は破損した戦車を神奈川県相模原市の相模総合補給廠で修理し、再び戦地に送るべく横浜ノースドックへ輸送していた。それを知って憤った市民がノースドック手前で座り込みを敢行、戦車の輸送は断念された。この事件をきっかけに相模総合補給廠の前にはテントが立ち並び、およそ100日間におよぶ抗議活動がはじまる。映画『戦車闘争』は、座り込みに参加していた者から彼らを排除する側までのあらゆる当事者や専門家など総勢54人の証言によって、日本現代史上希に見る政治闘争の顛末を明らかにする白熱のドキュメンタリー映画である。





日米安保改定から60年。
生々しくよみがえる"世界でいちばん熱い夏"


日米安保改定から60年。
生々しくよみがえる
"世界でいちばん熱い夏"


監督は社会派ドキュメンタリー番組などのディレクターを務め、本作が初の劇場公開作となる辻豊史。プロデューサーは『休暇』(08)『ホペイロの憂鬱』(18)といった劇映画を手がけ、今回インタビュアーも務める小池和洋。またミュージシャンや俳優として長きにわたり先鋭的な活動を続ける泉谷しげるがナレーションを担当。 機動隊との激しい攻防。各政党、過激派、学生運動家や市民運動家入り乱れての団結と混乱。輸送を請け負った業者や地元住民の葛藤。そしてアメリカと国民との板挟みになった市長や政府の対応。膨大な資料を元に様々な視点から、政治に青春を賭けた時代の熱気を余すところなく伝えるとともに、現在の日本とアメリカの関係や憲法の抱える問題点を浮き彫りにする。

























スタッフ出演者




企画・プロデューサー・インタビュアー


小池和洋 Koike Kazuhiro


1974年、山梨県出身。サラリーマン(書籍編集者)をしていたが、05年退職して、映画製作を始める。プロデューサーとして、映画・TVドラマを企画・制作。 主な作品に『棚の隅』(07)(監督:門井肇、主演:大杉漣)、『休暇』(08)(監督:門井肇、主演:小林薫)、『事故専務』(11・山梨放送テレビドラマ)(監督:高橋雄弥、主演:大杉漣)、『ナイトピープル』(13)(監督:門井肇、主演:佐藤江梨子)、『いのちのコール~ミセス インガを知っていますか~』(14)(監督:蛯原やすゆき、主演:安田美沙子)、『カミナリ☆ワイナリー』(14・山梨放送テレビドラマ)(監督:蛯原やすゆき、主演:桑野信義)、『ホペイロの憂鬱』(18)(監督:加治屋彰人、主演:白石隼也)。



監 督


辻 豊史 Tsuji Toyohumi


1967年、東京都出身。84年、PFF(ぴあフィルムフェスティバル)に『下流』が入選、長谷川和彦監督、大島渚監督らの推薦を受ける。翌年も『高校生映画』が同じく入選。以来、塩田明彦監督らと親交を持つ。88年、科学番組「ハイビジョン・アイ」(MC 清水ミチコ)のディレクター、脚本、調査を担当。以後、NHK番組の企画・調査などに参加する他、川崎重工、NTTグループ、楽天、川崎市、ユーキャンなどの企業VPの監督と編集を手がける。13年、キネマ旬報文化映画ベスト・テン10位となったカネミ油症のドキュメンタリー『食卓の肖像』の構成・技術アドバイザーとして参加以降、ドキュメンタリー作品の監督、撮影、編集、構成を手がける。主な監督作に、ドキュメンタリー『認知症の人にできること 認知症の人と できること』(16・BS-TBS)など。






出演者(登場順)


吉岡 忍/檜鼻達実/山田広美/賴 和太郎/山本章子/小俣恭志/今井晴司/渋谷正子/栗田尚弥/上田忠男 /西村綾子/石川 巌/沢田政司/内田 清/丸 利一/菅沼幹夫/早川幸男/新原昭治/野崎泰志/杉本憲昭/宮原昭夫/和田春樹/佐伯昌平/山口幸夫/沼野充義/梅林宏道/尾中正樹/片岡利男/松山正一/豊嶋康男/田辺一男(仮名)/新倉裕史/浦上裕史/出島久子/志村英昭/溝淵誠之/小川祐司/小川満/林 貞三/岡田 理/田中将治/宮本 皐/郡山ルリ子/丹治栄三/羽田博昭/春名幹男/リラン・バクレー/ライアン・ホームバーグ/福永文夫/森田 一/明田川 融/金子 豊貴男/伊勢﨑 賢治/末浪靖司

以上 54



「戦車闘争」とは?




197285


写真

相模総合補給廠からM48戦車を積載して出発したトレーラー5台が横浜ノースドック手前の村雨橋にて、ベトナム戦争に反対する市民の座り込みによる戦車阻止行動に遭い通行止めになる。戦車輸送への抗議活動は8月以前から行われており、5月10日に修理・輸送された車両の中に星型のマークをペイントした南ベトナムの兵員輸送車が多く含まれていることが報道され、安保条約違反ではないかと議論された。また5月25日にも、M48戦車5台が実力行使により一定時間止められていた。「ピケ隊はトレーラーの前に立ちふさがり、運転席にかじりついて運転手を説得し、荷台によじのぼって戦車に手をふれた」とあるように、この際は輸送阻止者の実力行使だった。




資料


86 の 午後 11時 45分、トレーラーが補給廠に引き返した。戦車が止まった背景には飛鳥田一雄横浜市長(当時)や河津勝相模原市長(当時)などの動きがあり、法的根拠としては、橋(村雨橋)において一定重量・幅以上の車両の通行を禁じる車両制限令があった。「村雨橋の場合は、20トン以上の車両が無許可で通行することが禁じられている。(…)M48は46.7トン、トレーラーの自重は11.3トンであり、明らかに車両制限令に違反する」と、日本社会党の丹治栄三相模原市議(当時)が機動隊に抗議したとされる。重戦車の通行が不可であることはもちろん、軽戦車であるM113も重量オーバーだけでなく幅の制限も超えていた(6cmオーバー)ことが後に判明する。



資料


その後、補給廠正門(西門)前にはテントが立ち並び、監視活動、座り込み、泊まり込みなどの抗議行動が行われ、テレビ、新聞、雑誌などで大きく取り扱われ、横浜線相模原駅から近い地の利も影響し、多い時では数千人に及ぶ活動家や一般市民が集まった。連日機動隊も配備され、デモ、投石などによる抗議行動が行われた。輸送阻止のために集結した人々の心情・信条は必ずしも一様ではなく、ベトナムに日本から戦車を送りたくないという者や、輸送騒音、戦車テスト走行による粉塵問題などの被害改善を望む住民、在日米軍基地がベトナム戦争に関与することは「極東における国際の平和及び安全の維持」を謳う日米安全保障条約の規定範囲を超えていることを問題視する者などさまざまであった。




テント村配置図



MAP


912 「ベトナム向けの搬出はしない。補給廠の戦車修理部門を縮小させる」との方針を日本政府が示したことで、相模原市、横浜市も戦車トレーラーの通行を許可することとなった。


918 夜から翌早朝にかけて数千人の抗議行動と、機動隊や放水車によるそれの排除、および立ち並ぶテントの撤去を経てM113装甲兵員輸送車が搬出された。


1017 「車両制限令は米軍と自衛隊の車両には不適用」という政令改定の閣議決定を受け、安保条約違反問題等々は議論を深めることのないまま、村雨橋の簡易的な補強工事を経て、11月8日夜よりM48戦車を含む戦闘車両の輸送が完全に再開されたことで、闘争は収束していった。本闘争の様子は、多数残されている当時のニュース映像で確認することができ、当時、『ドキュメント相模原72「戦車を止める闘い」』という記録映画も製作されている。2018年につくられたドキュメンタリー映画『「ザ・思いやり」パート2』では、作品の一部だが、当時の生き証人をまじえた証言を見ることもできる。






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